薬箱 |
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「歌のはなし73」を読んだ糸田さんから、すぐにメールがとどいた。 たぶんSONGのための詩iが2篇。 そのうちのひとつがこの「薬箱」である。 実はこの時点で、彼女は僕が8月27日、横浜・イギリス館で歌った 「歌う川」を歌のはなし73に掲載した歌詞としてみているだけで、 (「地下書店」も同時に歌った)録音を実際には聞いていない。 そんな状況の中で、反応してくれたのだ。 おそらく、歌のはなし73の、「歌う川」というSONGとして一応完成作にいたる途中の、 僕が作ったもの(これも載せた)の言葉遣いを、意識してもらったようだ。 ただし、「薬箱」にある風景は、まぎれもなく糸田ともよのものだ。 この場はSONGにまつわる話題を書いているので、 メールとして送られてきた「薬箱」をそのまま以下、読んでいただいて、 SONGにとして、僕が手を入れさせてもらせったものと比較、説明してみたい。 |
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冒頭にある歌詞カードの言葉は、コードとの関連で区切ってあるので、 普通に読むのが、しんどいことになっている。 それに、この歌はまだ誰にも知られていないのだから、 普通に読みやすく書けよ、といわれたら、ごめんなさいというしかない。 にもかかわらず、そうしていないのは、 これは歌詞カードなんだぞ、という、じこしゅちょーというやつです。 つまらないところで、ガンバッテイマス・・・。 で、糸田さんの元の詩を読んでいただきたい。 歌詞となった時点で、もとの言葉と違うのは、 森のにおいの、がくりかえされたことと、 ゆれのぼり、が、ゆれゆれのぼり、となったことのふたつ。 別に、とりたてていう部分ではない気もするだろうけれど、そうでもない。 繰り返しというわざは、SONGでは、文字としての詩以上に頻繁にあらわれる。 きっと、この「薬箱」での、元詩に付け加えられた、ふたつの繰り返しは、 SONGとしてでなければ、どうでもいい繰り返しだ。 だから、歌詞カードだけ、これまで73コも、延々と載せてきたことは、 少なからず冷や汗ものなのだ。 すこしでも、知られている歌をもっと知ってもらおうと、コード譜つきで、 載せていたころは、それなりに存在理由もあったけれど、 前回の「歌う川」を、聞いたことのある人の数は、数十名しかいない。 そして、今回の「薬箱」は、ついにゼロである。 なんで無駄なことをしているのか、という疑問に、真っ向からおこたえしよう。 今後この歌が世に広まったときの準備なのである。 “・・・・・・” |
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曲づくりの課程をうだうだと。 この詩はかわいい、ものすごくかわいい。 しかし、なぜかあぶないのも隠せない。 僕は曲を「赤い鳥」時代の童謡を意識して書き出したのは、いうまでもないが、 すぐに挫折した。 第一聯は、薬箱が、少し怪しいものの、それらしい旋律はつく。 実際つけてみた。 しかし、第二聯、になると、いかん。 包帯が、空にむかって上っていくのですよ、コブラみたいに。 それも、夜自体を、すまきにして、ねじあげちゃったりしているのです。 いったい、どんな風景なのか。 すくなくとも「赤い鳥」ではないと、ぼくでも思った。 2コーラス目の第二聯も、どうしようもない。 この粉ぐすり、ほんとにのんでいいのだろうか。 もし、ほんとうにりんぷんだったとすれば、これはづぇったい、古代の蝶のものだ。 つぎも、ものすごい。 この粉ぐすりが舞っているのは、こごえるさなぎの見ている夢の中なのだ。 こごえるさなぎ、ってやっぱり死んじゃうの? それとも、さなぎって、あれって生きてるの?もともと・・・。 しかも、この薬箱は、あろうことか、町で暮らす自室の枕元なんだからね。 解説してどうする・・・。 しかし、それが、あ・く・の・で・す。 |
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何かを参考にすることも、ましてなぞることなどできない日々が始まった。 | |||||||||||
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参考資料
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