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4/4 8ビート KEY=たぶんA |
G ÷ ÷ ÷ G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 知らない国の街角で 片言の僕が 道を訊く G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 片言の挨拶が 人見知り 喉の辺りで 独り言 G ÷ ÷ ÷ G ÷ "お陽様は どちらから のぼるのですか" Em ÷ Em ÷ "街を抜ければ もうすぐ 街を抜ければ もうすぐ…" G ÷ G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 知らない国の街はずれ 空っぽの僕が 寝転ぶ G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 空っぽの心が 胸の中で 夢を見ながら 独り言 G ÷ ÷ ÷ G ÷ "お陽様は どちらから のぼるのですか" Em ÷ Em ÷ "街を抜ければ もうすぐ 街を抜ければ もうすぐ…" G ÷ G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 知らない国の独り旅 話し相手は僕だけ G ÷ Em ÷ C ÷ D7 ÷ 青い流れで 泥靴を 洗うつもりが 街ばかり G ÷ ÷ ÷ G ÷ "お陽様は どちらから のぼるのですか" Em ÷ Em ÷ "街を抜ければ もうすぐ 街を抜ければ もうすぐ…" G ÷ ÷ ÷ G ÷ "お陽様は どちらから のぼるのですか" Em ÷ Em ÷ "街を抜ければ もうすぐ 街を抜ければ もうすぐ…" G |
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名古屋/あうん |
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この歌は多分、後に僕が自分のためばかりではなく歌詞を提供する立場になった “出発の歌”より早く書いたものだ。 多分というよりは、その時期について自信を持っていえるのだけれど、 自信を持っていったつもりのものほど、間違えている今日この頃ですっ。 だから、た・ぶ・ん。 その根拠は、お気軽さが前面に出ていること。 少しでも社会的評価なぞというものを受けてしまうと、人間どうしても気取ってしまう。 その点、この歌は、ソンナコター、一向に気にしていない。 フォークのがわから見れば、 反戦のはの字もない、ノンポリ(たぶんノンポリシーの略だと思う、た・ぶ・ん)ソング。 ロックから見れば、なんともスガルイのりの、 ノンリボ(ノンリボリューション、たぶん、実はイマツクッタ)ソング。 歌謡曲から見れば、その頃すでに流行の端境期にあった、 それも三流のグループサウンズ。 |
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先日どこかにかいたけれど、この歌をよく、リーダーが受け入れたなあと、不思議。 べつに、へりくだっているつもりはない。 あっ、そりゃそうだって、誰かおもいましたね。 よくある設定で、かなり稚拙な言い回しで、 コード進行などにも工夫した痕跡すら見当たらない。 この歌は、これも先日どこかに書いたけれど、 『ベイシティローラーズ』という、どちらかというとカワイコちゃん系のロックンロールバンドを、 当時まだあった後楽園球場に聞きに行った、そののりで書いたものだ。 たしか、翌日まだまだ、ライブで騒ぎまくってきた余韻の中で、 今日は、フォークはやめた、ロックする、と一人で盛り上がっていたはずた。 なにか、ちょっとあると、なんでも口走ってしまった僕だから、 リーダーはじめメンバーは、マタカと、冷静な視線を僕にむけていたのだろう。 |
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しかし、このときの僕はけっこう本気で、 いっちょう、ロックンロールってうやつをグループでやりたいと、思ってしまった。 なんなら、六文銭のサウンドを、ロックにしたかったのだ。 少し前、高田渡が、どっかの雑誌で、六文銭を「ロックもうセン」つまらないグループだと、 自分のことは棚にあげて書いていたのも、気になっていたし。 そう「天啓」とはこことだと、本物の「ヒラメキ」とはこういうもんだと、 知らないヤツには教えてやると、思ったのだった。 書いちゃった(関西の方がた、ゴメン)。 書いちゃったとなったら、湯気の上がっているうちに持っていった。 本人としては、この歌を六文銭でやるのだと、かたく決意していたけれど、 メンバーに聞かせた後は、きっとシーンとなってしまうだろうから、 そんな状況になったらなったで、一席ぶつためのせりふまで用意していた。 『たんに政治用語をいれればいいものではない、うんぬん』 『へヴィにのればロックというものではない、かんかん』 『グループサウンズにあったポップス性はフォークにたって大事だ、キャンキャン』 ま、ともかくこの歌をやりたい一心であった。 |
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現実は、甘いものなのである。 小室等が、ひとこと、『いいね、やろうよ』 ってなわけで、あっけなく、レパートリーになってしまったのだ。 当時、僕らのレコード・ディレクターだったMさんも、喜んでいたし、みょぅに。 今でも、実はあのすんなりさ加減が、なぞだ。 しかし、みんなの気が変わらないうちに、ともかくアレンジをして、歌ってしまうことが、 僕には一番大切なことだったから、いちいちこんな場面で、 立ち止まったりはしないのだった。 しかし、しかし、やっぱり聞いてみたい。 小室さんは、そしてメンバーのみんなも、 どうしてあんなに簡単に、この歌を受け入れたわけ? 受け入れなかったら、自分の身があぶないとか感じたのかな、僕から。 それとも、なにかなげやりな気分だったの、あの日・・・ |
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ちょっとまて。 この歌、タビダチより、後に書いたんだっけ? そんな気もしてきた。 だとすると、これでソングライターとしてのスタンディングポジションが揺らいでしまった、 ということなんだろうか。 |
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