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歌のはなし |
曲名 |
初公表作品 |
作詞者 |
作曲者 |
003 |
平原にて |
しずかなまつり |
及川恒平 |
黄永燦 |
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このコードもウォン氏の
オリジナルではない。
僕が弾語りするときのものなので、CDとは違う。
F♯mは正確にはonEです。
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‖: F♯m ÷ E ÷ :‖
F♯m ÷ E ÷
平原に て 山
F♯m ÷ E ÷
ただ山見て 歩む
F♯m ÷ E ÷
胸突き抜け 川
A△7 ÷ E ÷
真言の様に 君の名
E E△7 E7 A
春が 呼んだ 音を 一つ
F♯m F♯m△7 F♯m7 B7 ÷ ÷
魚も 花も 我も 聴く
F♯m ÷ E ÷
天空 より 滝
F♯m ÷ E ÷
波を連れて 落ちる
F♯m ÷ E ÷
胸の 奥に 森
A△7 ÷ E ÷
真言の様に 君の名
E E△7 E7 A
春が 呼んだ 水の 光り
F♯m F♯m△7 F♯m7 B7 ÷ ÷
虫も 鳥も 我も 浴びる
F♯m ÷ E ÷
平原に て 山
F♯m ÷ E ÷
ただ山見て 歩む
F♯m ÷ E ÷
胸突き抜け 川
A△7 ÷ E
真言の様に 君の名
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むろん、走っていてできた歌だ。
ぼくは数年前までは、月間に500kmを走ることもある、完全な、ランニング中毒状態にあった。
なにも長距離を走ったからといって、誰もが中毒というつもりはない。
それはそうだが、健康状態をかえりみるのは、二の次となればそう言われてもしかだがない。
ところで、健康という定義も、易しくはないと思う。
病気でなければ健康と言ってもいいのかどうか。
病気だから不健康と言えるのかどうか。
ひとはだれもがやがて病いをえて、死にいたるのであれば、
ぼくの年齢では、病気のひとつもなければ、むしろおかしいのだろう。
もちろん、ぼくは沢山の故障をかかえている。
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さて、走りマクッテいたころのこと。
ここちよい、ランニング・ハイという恍惚感とひきかえに、
ぼくの脚は、快復まで長時間を要するダメージを受けていた、というわけだ。
この歌は、ダメージを受けることでぼくに生まれた。
『走』の名誉のために、補足すれば、ぼくの半生で、
この期間ほど、からだを味わったことはない。
つまり、ちょっとした限界点がかいま見えるとき、
なにか素敵なものを味わう事が
できるしくみになっているような気もするのだけど、どうだろう。
しかし、「真言」はおおげさだ。
歌い手にとって、そのおおげさかげんが、悪くなかったりもするので、なやましい。
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