短歌往来


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今月号は田中綾さんの評論分も掲載されています。

短歌往来


編集権発行人/及川隆彦

発行所/ながらみ書房
〒101-0061 
東京都千代田区三崎町3-2-13
秋和ビル406号
電話03-3234-2926
振替00160-1-124298

印刷所/株式会社 藤印刷


 毎月読ませていただいている。
そうして、再確認。
文芸にかぎらず、それぞれの分野に起こりがちな問題を、
短歌も抱えているということ。
 つまり音楽の現状と、重なる。

 この「問題」にマジメにとりくむことは、
どれほどしんどいにしても、避けては通れない。
 もし、通るというのであれば、
それは、どこか商店街に大手スーパーが登場し、
頃合いを見計らって撤退する光景と同じだ。

 さて問題の中身であるが、一読瞭然。
かな?


 ある出版記念パーティで及川隆彦氏にお目にかかった。
彼はその時言った。
「君が、アノおいかわこうへいさんですか。
お目にかかれてよかったなあ。
なにしろ及川姓はゆうめいなヒトが少なくってね、
あなたとあとAV女優のおいかわなお、ぐらいのものでしょ、まあ私と・・・」

 早速「短歌往来」を送っていただいたのだ。
2006年4月号が最新刊だけれど、
先月、つまり3月号の特集は、
甦る折口信夫の世界〜人形アニメーション『死者の書』によせて
とあり、ァニメーション作家の川本喜八郎さんが、
歌人の方々に混じって登場している。

 この作品は2月に岩波ホールで公開されている。
その宣伝文に登場している、スタッフの方々の名前は、
実は僕には、懐かしい。

 故岡本忠成のアニメーションに音楽担当として参加したときのお名前が、
ずらっとならんでいるのだった。
 川本さんと岡本さんは、日本のアニメーションを創成した方だ。
そのお二人が、草月会館でパペット・アニメショウを、
年に一度開催されていた。
1970年代のことである。

 まさかのつながりが、短歌往来がもたらしてくれた。
僕よりやや年長の親類のものに言わせると、
長く生きていると、このようなことはよく起きるとのことだ。
 しかし、うれしい。

 
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