日々のこと57 | ||||
げいのー・リポート |
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いや、おけいもたいへんなんである。この一見、熱いステージ写真にも、それがかくされているんである。満面に笑みを浮かべて、他の出演者と肩くんでの熱唱である。 しかし、しかーし、ごらんなさい。君の右手は裏切っている。その右手は不自然なんである。カメラマンは、それを見逃さなかった。コブシというのは、やっぱり変だ。変だけれど、正直だ。それでいいんであーる。それにしても、君のとなりのリーダーも、つめたい。お客さんしか見ていないんである。 |
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どうしても、出演したいというのは、げいのーじんの鏡である。それは、まちがいない。しかし、チョキはふるい。筆者なら、もう少し手の表情を意識するんである。 やにわに、手をだすのやめてくれませんか。 |
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君が、背伸びしたら、入ってしまう場所にカメラを構えた、僕があまかったということですね。 |
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放送局での一こま。ほぼにこやかに、きまっているんである。なにがそんなにうれしいのでしょうか、とかとかいう、はんこう的でそぼくな質問をしてはいけないんである。この写真だけは、かんけーしゃに撮ってもらったのだが。左端の男の表情がかたいという点をのぞけば、標準的な、げいのー写真だ。中央の紅一点も、余裕のスマイルで決めている。 真実というものは、こういうげいのー写真にうつることはないという、証拠として一枚、ふってみたんである。 |
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世界遺産を訪ねたんである。おけいと案内の女性とわれわれのリーダーとのスリーショット。 「おーい」と声をかけたら、そそくさと、ポーズをきめてくれたんである。カメラマンとしても、こんなショットはひとつぐらいおさえておきたいものなんである。しかし、当ページでの扱いは、前奏程度のものなんである。 つまり、このケースでも、向かって左の登場人物のその後に注目していただきたいんである。 |
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古道を進み、ちょっとした橋を渡り、げいのー人一行は、歴史のかたまりみたいなところにたどり着いた。 中央の草色の服の女性の説明に、熱心に聞き入るリーダーと、もうひとりは伊勢君。このショットは実に興味深い。二人以外は、日本の歴史に耳をかたむける心のゆとりがない一行である。それでも音楽はできるんである。それだから出来ると言ってもいいが、いろいろ立場もある。そして、ステージ上でも当然、この二人が中心になるのはまちがいなく、その証拠写真といってもいいくらいだ。 しかーし、それにしても、左端でネラッている君っ。世が世ならお手討ちだ。 |
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前の写真の直後が、このシーンである。 中心人物の二人は、こんな世間の出来事を、一生知らずに終えるのだろう。 |
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「参考さくひん1」 ある時楽屋でカメラを構えた。 とっさの反撃をするおけいであった。 ねー、いつも、そうやってギャグかます態勢つくってあるわけ? |
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「参考さくひん2」 旅先の移動タクシーの中である。 到着先であわてないように、僕はときどきカメラの設定をするためにごそごそやることがある。 前に座っているおけいが振り向いた。 左手を見てほしいんである。 いつでもチョキをだす準備ができているんである。 |
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「参考さくひん3」 いつもチョキばかりじゃ、げーがないよといったかもしれない、一回ぐらいは。 だから、一本ですか・・・。 僕は君によくいわれるけれど、ついでに、いわせてくださいね。 「髪ぐらい、とかしなさいっ」 |
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「参考さくひん4」 やっぱり、もとにもどしたんである。 オーソドクスがいちばんなんである。 リーダーもふつうにリラックスしているし、なにより、お茶のペットボトルが雰囲気をだしているんである。 |
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