日々のこと 43

携 帯 デ ジ カ メ nikki
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 200万画素デジカメ付きという謳い文句につられて、僕は春に携帯電話を買い換えた。
その言い訳はいろいろ考えてある。
ジョギングに出かけるとき、重いカメラを持ちあるくのはシンドイ、
というのがその中でも有力なほうだと思う。
 この程度の言い分ならば、
そんな集中を欠くような態度なら走るな、と言われれば終わる。

 しかし、終わりたくない。
しかも懲りずにここでその“じつりょく”を見ていただこうというのだ。
ほとんど病気である。

 ところで、単なる携帯電話として考えたとき117グラムは重い。
もう買い換えたかったりする・・・。
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横浜市内のバス停。
このすぐ先は繁華街である。
走っていた僕はうっかり通り過ぎてしまった。
えっ?と気がついて引き返したのだった。
僕は携帯デジカメを持っているミブンだったのだ。

ほのぼのとした風景と受け取るのもよし。
“カタヅケロヨ”との警告として受け取るのも、またよし。
僕が通っているテニススクールの窓を、
ひょいと覗いたら、
海に突き出た小島にある神社では、
まつりごとの最中であった。
このスクールのウリのナンバー1は、この風景だ。
と、断言するのは、ちょっと変か?
ジョギングコースのひとつに、この公園がある。
この写真で見るのは不可能だけれど、
このカメラの放列の10メートルほど先の止まり木に、
カワセミがやってくるのである。
この方たちにとってカワセミは、
モー娘(ほか知りません)に違いない。
とすると、撮った写真は、
ブロマイド屋で売っていたりするのだろうか。
 
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単なるビニール傘と思ってはいけない。
その下には白い花が守られているのである。
繁華街からちょっとそれているとはいえ、
これも堂々市内の一風景である。

こうまでするとは知らなかった。
これが、柄物や黒いコーモリ傘では光が回らない。
いい“絵”がとれないではないか。
神経が行き届いている。
 
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携帯デジカメの限界を、この写真に感じた皆さん告ぐ。
これは銅像である。
ほんとうに銅かどうかは知らないが、街の公園のベンチを、
ずっと占領して、吹きまくっていたのである。
まだ吹きまくっていると思う。

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Copyright©2001-2003 Kouhei Oikawa(kohe@music.email.ne.jp)