再開後、幾つものハードルを乗り越えて来たジョギングであるが、
今日の報告はちょっとばかり口が重くなってしまう。
なんでこんな事になったのだろう。
つまり『外反母趾』である。
あれは、ハイヒールを履く女性の専売特許ではなかったのか。
このところ膝や腰の痛みがうすれて、快適な走りを楽しんでいた。
しかし、先日のことである。足の親指がずきずきうずき出したのだ。
やや、これは痛風というやつか!とあせったのだった。
ぼくのまわりには痛風にかかっている知り合いが結構多い。
王様の病気とエバリたおすにしては、ちと痛すぎるらしい。
みんな、しおらしくひっそり治療に精を出しているようだ。
で、ぼくのはつまり『外反母趾』だったというわけだ。
痛風と区別がつかないのを不思議に思うかもしれないけれど、
どちらも縁遠いというか無関係と思っていたぼくとしては
しかたがないことだ。
この戦線に水虫が参加したって、やっぱり区別がつかないかもしれないほどなのだ。
知らないからただおおざっぱにびょーき、けがというくくり方しかできないのである。
それにしても、『外反母趾』で死んだという話は聴かないから
まあ良かったのかもしれない…アマイノカ。
とはいえ、痛いことは痛い。
やっぱり、とっても、ひどく、情けないほど、人知れず、その他。
親指の付け根が赤く腫れたようになり、
知らないうちにずいぶん靴の形に合わせて曲がってしまっているではないか。
靴があわなかったのが原因なのはもう知っている。
つまりこの障害の原因はなにもハイヒールでなくったって、
そして女性だけではないことも、本屋の立ち読みでわかったのだ。
ガマンできなくて、とりあえず大きめの薬局をうろついた。
あるのであるのである。
10種類に及ぶ、関係グッズ。
本格的な治療を謳っているものから、ちょっとナゲヤリな雰囲気の矯正器具、
果ては自分でも簡単に作れそうな、カワイラシイのまで。
どんなふうにカワイイかというと
、曲がってしまったからって反対に曲げれば良いってものなのかなあ、
といったように…なんだかんだ、ぼくは結構長い事、その棚の前にねばっていたのだった。
そして結論。
購買意欲の刺激度としては、どれもだいたい横一線。
そこで時間をつぶすのなら、ジョギングシューズ屋さんで思い悩むほうが、
よほど建設的だと悟りました。
オモシロカッタケド。
その運動靴にしても、足幅の広いタイプは案外すくない。
ジョギング、ランニング専用はずいぶん以前よりは改善されてきたが、
デザイン的な意味で採算ベースにのせるのむずかしいのだろうな、きっと。
もし買うとしてもオジさん、オバさんばかりということなんだろうな。
それにしても最近流行りの運動靴は、ほぼランニングには使い物にならないよね。
たとえばすぐにかがとが減ってしまう…
丈夫な車のタイヤを生産している国の靴とはとても思えないよね。
もっとも一足で三、四千キロを走って、かかとが減りやすいなどと、
お嘆きのみなさまトイウカ僕ですが、
おまけに『靴を繕う』などという歌まで作ってしまったのだから、
嘆くのはシューズメーカーのほうです、ジッサイ。
ゴム貼ったりしないで新しく買えっ。
そうやって愚にもつかない日々を送っているうちに、昨日あたりから、また腰が…。
今日はいつもの薬局で、ホットタイプの湿布薬を買ってきました。
ダーレモドウジョウセンワ、モー。
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