日々のこと06 |
バードウォッチング
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バードウォッチャーという人種がいる。
なに、鳥を見るだけのことに、わざわざ人種≠ヘおおげさ、と思ったとしたら甘い。
独自の文化圏を作り、そこに棲みついているようだ。
鳥のオッカケをはじめてみると、この文化圏はもっと細分化できることがわかってくる。
まずは、なんと言っても学研派。
ただひたすら、鳥の研究している。
やがて、環境問題とのかかわりに発展したりする本格派。
家の近所にはいない。
本の中にしかいない。
ただし、なかに発展しにくいタイプもいる。
雀の、それも砂あびにだけ興味が集中して、その砂や土を収集したりするヤツ。
あ、ぼくですか。
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そして、山登りであれば、ピークハンターとでもいっていいのが、
めずらしい種類をおっかけてどこまでも出かけていく人たち。
これは多いだろう。
アマチュアの主流派といってもいいか。
そして近所の低山をうろうろしている、もはや登山とは言えないタイプ。
(しかし、低山はホントに面白いぞ、これについてはあらためて)たとえば、
すずめと猫を同時に眺めてそれなりに満足したりする。
ドバト、ムクドリとはともだち気分で、カラスはけんか仲間。
とはいっても、それなりにめずらしい鳥に出会ったときのために、
記録ノートを持っていたりもする。
ただし、書きこみのない月(日ではないよ)がつづいている。
あ、やっぱりぼくですか。
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しかし、どんなジャンルにもいるグッズ派はもちろんこのジャンルにもいる。
鳥見族にとってのそれは、なんといっても双眼鏡と望遠鏡が中心。
家に十個やそこら蓄えている者は、ざらだろう。
人の目はダイタイふたつ。
いえ、ぼくは二十個あります!
ところでバードウォッチングをする前は、すぐにも何百種類の鳥に会えるものと思っていた。
おおまちがいで、今までせいぜい百種類。
世界中の鳥の種類も四桁どまりらしいし。
素人考えでは、ちょっと少なすぎる感じ。
同好者の集まりにも参加したこともない、僕のような自称『トリミヤさん』は、
けっこういるんでしょうね。
(以上平成13年記)
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2003年、小屋と木 |
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Copyrightc2001-2003 Kouhei
Oikawa(kohe@music.email.ne.jp)
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