冬の、札幌にて。



            及川恒平ライブ







12月4日(日)開場pm6:00 開演6:30
『HELP』
札幌市中央区みなみ3条西4丁目カミヤビル3F
tel011-232-0628
出演/及川恒平、藤田伸二

 
演奏曲目
及川 さみだれ川
冬の音
冬のロボット
冬の池
大雪の、
世界が完全に晴れた日
にぎやかな木々
岬の部屋
地下書店、
ほしのはだ
及川+藤田 生活の柄、
雨が空から降れば
藤田 さようならの世界
かげ祭り
及川+藤田 銀河鉄道
及川 ガラスの言葉
原子爆弾の歌・・
及川+藤田
泣きたい気持ち
引き潮
コンレポ
by AZUKI
当初予定のライブが、急遽中止になったということもあり
そこに関わった方々のことを思うと
微妙な思いもあるのだけれど・・
それでも、
その夜は恒平さんの歌を聴くために集まった方々と
そのために奔走した方々の力によって、
ライブは成立したのだった。

突然のライブ中止に
「ヘルプ!」
と叫んだ恒平さんに応え
地元アーティスト藤田伸二氏が急遽手配した会場が
その名も「HELP」
店のオーナー通称タカタカ氏は、藤田氏に言われるがまま?・・
その夜、及川恒平ライブのために店を開放したのだった。

開場、午後6時  開演、午後6時半 
細長い空間。
カウンターに平行にテーブルと椅子が配置され
一番奥にマイクスタンド。
ステージと客席の境目がない密着ライブ。

第一部(ソロ)
さみだれ川、冬の音、冬のロボット、冬の池、大雪の日、
世界が完全に晴れた日、にぎやかな木々、岬の部屋、
地下書店、ほしのはだ
〜休憩〜
第二部

(藤田伸二さんと)生活の柄、
雨が空から降れば(二人で)
さようならの世界
(恒平さんがかつて森山良子さんのアルバムのために書いた曲。
藤田さんはそれと知らずにずっと歌い続けていたという逸話つき、
恒平さんも驚く)
かげ祭り(藤田さんソロ)
銀河鉄道(二人でフォークコンテスト気分で初々しく・・)

藤田さんと恒平さんのどこかズレたMCは爆笑でした。

藤田さんには三つの名前があるという話。
ある日、「オジサン」と息子さんの彼女に呼ばれて返事をしてしまい・・
自分には
「藤田さん」
「伸二さん」
「オジサン」
と三つの名前があることを自覚した
という藤田さんに
「それって暗いね」
という恒平さんのツッコミ。
あはh

歩く成人病の話。
酢は体に良いけれど、ひとつだけ体に悪い「ス」があるという。
なんていう「ス」か知ってる?
という藤田さんに、恒平さんが
「だめでス?」
藤田さんの答えは
「プ●ミス」。
あはh

(再び恒平さん、ソロになって・・)
ガラスの言葉、原子爆弾の歌・・
藤田さんがカウンターの中で鍋を叩き始めると店主のタカタカさんも
太鼓を叩きだしてワイワイ状態、
一気にテンション高まる。

傷ついた小鳥、・・・タカタカさんの太鼓がイイ感じ・・
ひとぼっちのお祭り、雨の言葉、・・タカタカさんの太鼓、
絶好調!

ラスト・・面影橋から
アンコール(藤田さんも登場して・・)

まず、
藤田さんから来年2月4日に時計台コンサート開催のおしらせ。
があり・・・
ややしばらく、すでにほろ酔いの藤田さんの話が続く。
会場は爆笑。

藤田さんが、
可笑しな話を続ける間も黙々とチューニングなどしている恒平さんに
「恒平ちゃんて、本当に真面目だよね、
ボクがこうやってお客さんと楽しく会話してるときも
ほら音出しな・・って言って、
出さないでいるとこうやって手伸ばして音出しに来るんだよ。
体が柔らかいってことなんだろね・・」

なぜか頭を下げることに抵抗のある藤田さんに
「君も帽子かぶれば」
という恒平さん。
「帽子っていうけどさ、
ホンモノの帽子って50万くらするんだよ」
という藤田さん。
「あれは、二つ持ってなくちゃヘアスタイルを保てないらしいよ・・」
店内爆笑。
「君は飲みながらやってるからイイいけど
僕は終わってから飲もうと思ってるんだからね」
話の止まらない藤田さんに恒平さん軽く釘を刺す。

泣きたい気持ち(藤田さんに恒平さんハモり)
引き潮(二人で)・・・優しくステキなハーモニーでした。
第三部
残れる人たちが残って打ち上げ・・
蟹やクイズで盛り上がり、やがて歌も始まって・・・
恒平さんの「オレンジ色の喫茶店」藤田さんの「引き潮」・・・と
幻の札幌バンド「ジャングルジム」もタカタカさんを加えて復活デビュー?

「HELP]の夜は更けてゆくのでした。

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