CD化発売CDアルバム
200年10月24日


「僕のそばにいなさい」UPCY−6450/¥2.000(Tax in)
「JEANJEAN LIVE」
UPCY−6451/¥2.000(Tax in)
及川恒平

「ペーパーランド」UPCY−6452/¥2.000(Tax in)
ペーパーランド

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『僕のそばにいなさい』及川恒平


1975/5/21 LP発売


僕のそばにいなさい
夏のしるし
天の川
空飛べ
雨の糸
にんじん
水に揺れる影
愛の発見
別物語
泣いている女
風が吹き抜けて

(ボーナストラック)

我が子(むすめ)よ
それぞれの時代に

全11曲 (追加2曲)


 レコードジャケットの撮影に富士山麓に出かけた。
こんな大袈裟なことをするのかと驚いた。

 レコーディングはディレクター氏の考えが多分に入っている。
僕が根比べに負けた結果だ。
これはこれで当時の音楽事情を反映していると思う。
しかし、僕の音楽事情とは、かけはなれたものになっている。

 たとえば「水に揺ゆれる影」
このアレンジから、北の海の水温を想像できるだろうか。
 たとえば「僕のそばにいなさい」
この言葉を、長く歌い続ける気になるだろうか。

 この録音の再発売を喜んでいるんだよ。
でも、その時の気分は、正直に書き留めておく必要があるだろう。

ボーナストラックとしての二曲。

実はレコーディングの時期的には、相当ずれている。
1977年にはいって、ペーパーランドの録音の時期にほぼ近い。
この曲の作曲編曲者、江夏健二氏が、
ペーパーランドの編曲をしたことでも、わかる。
「僕のそば・・・」録音時には知り合っていない。


『JEANJEAN LIVE』


1976/9/21 LP発売

ふりしきる夢
しあわせな夢
四月が過ぎたら
春の海
引き潮
銀河鉄道
くしゃくしゃのハンカチ
恋は桃色

僕のそばにいなさい
紅いランタン

全11曲
    
 このジャンジャンライブレコーディングもふってわいた。
なんの準備があったのでもない。
ライブ録音盤を作ってみたいという。

 ジャンジャンはよく歌っていたので、会場の不安は無かったし、
バンドも、「僕のそばに・・・」の主要メンバーが揃っていた。

 それにしても、あまりに唐突だった。
今にして思えば、当時の流行歌界のレコーディング事情としては、
ごく当たり前のことだったのかもしれない。
 つまりは、僕はフォークというジャンルにいるにせよ、
「流行歌」を歌う一員として処遇されていたのだ。

 あわてて曲を書いたおぼえがある。
そして、そのころ歌っていたり、歌ってみたい曲もかきあつめた。
 あわてて書いたということは、正直な自分がでるものである。

 流行歌、にしては、みょうな歌がけっこうまじっている。
業界サイドとしては、発売することに、
まずもって大きな意義があった証と考えていい。


『ペーパーランド』



1977/5/21 LP発売


水の輪
冒険者よ
海を見た
闇の家
親爺のメロディ
立ち止まれ
蜃気楼の街
風待つ人
石になれ
休日の続き
コンサート

全11曲

 ペーパーランドは、僕がアコースティックサウンドの、
僕としての意識を、強くもって臨んだバンドだ。
 これが「さいご」だと分かっていた。
そうだったので、ずいぶんワガママを通した。
まず、バンドの核になった二人。
この扱いを、レコード会社から邪険にされた。
しかし、このメンバーなしに、その時の僕の音楽は成立しないと、
うったえ続けた。

 そして、編曲者、江夏健二。
多分この時点では、それほど流行歌の編曲者としては、活動していない。
彼に全面的に、アレンジを依頼すること。

 そして、ミュージシャン。
尺八の三橋貴風さんの演奏を必ずいれること。
打楽器奏者の佐藤ヤスカズ氏のフリーな演奏から、
この作品が始まること。
などなど、多くの注文を出した。
 アレンジャーの江夏氏とも、このあたりの選択では、
いつもぶつかっていた。

 僕は譲らなかった。
それができないのなら、いつ中断してしまっていいと、
顔に書いていたに違いない。

 こんな内部事情と作品の出来不出来が重なるとなど、
思っているわけではないが、参考までに。
 


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