2006/3/17

及川恒平コンサート イギリス館 その26


ホームへ
ご案内

入場券受付中
受付次第、Eメールかファックスでその旨お伝えするか、
チケットを発送させていいただくかします。

及川オフィス
Eメール kohe@music.email.ne.jp
ファックス 045-942-0802

タイトル 『春の、横浜にて。』イギリス館その26
日時 2006年3月17日(金) 開場pm6:30 開演pm7:00
場所 横浜市 港の見える丘公園 イギリス館  
案内図
料金 前売\3,500 当日\4.000 全席とも自由席
内容 出演/及川恒平  ゲスト/渋谷毅Click 音響/高橋全
協力 六文銭ファクトリー/かまくら香茶庵Click tel 0467-23-2455

渋谷毅さんのこと
 渋谷毅さんについては、説明するまでもないと思っていたけれど、
フォークジャンルには意外に知られていないことを感じた。
 チラシにも書いたとおり、
『例えば、セロニアス・モンク、例えば、おかあさんといっしょ!』
なのだ。
もちろん、NHKの、あの番組のことで、その音楽を担当している。
 
 僕が、ちょっとだけ流行歌とかんけいしていたころ、
渋谷さんも、かんけいしていた時期がある。
かんけいしていたというだけだけどね。
由紀さおりさんの

いーまー、あなたは、めーざーめー♪
たーばーこを、くわえーてーるー♪

 
は、たしか渋谷さんの曲だったと思う。
な、わけで、流行歌の仕事を一緒にしていてもおかしくないのに、ない。

 目に焼き付いているのは、
ある音楽コンテストで、歌手の三上寛さんと、作曲の渋谷さんが、
おそろいの着流しでステージに登場したことだ。
あまりにも強烈で、はたして、
音楽の方を聞いてもらえたかどうか、疑問がのこったが。

 これと、まったく裏返しの場面もある。
これまた、音楽コンテスト。
渋谷さんが、自曲の指揮をとるためにステージによばれた。
歌手のことなど覚えていないが、渋谷さんは、この日も強烈だった。
 はれがましいその場所に登場した彼は、
よれよれのシャツとズボン、それも土色だった。
汚れがそのまま、デザインになっているような。
 そして、
なんだかミョーに美しいアレンジの曲が演奏されたのをおぼえている。

 最近、驚いたのは、正月深夜、テレビをみていて、
ぶっとんだ番組があった。
『ピタゴラスイッチ』という、これもNHKのものだった。
子供向けとはおもうものの、こんなものが子供にわかってたまるか、
というエッセンスたっぷりの、スグレタものだった。
いや、わかるから子供なのか。
大人にわかってたまるか、なのか。
 おおむかし、モンティパイソンという、たしかBBCの番組があったが、
それを思い出させてくれた。
 ついでに書くと、テレビじゃないが、スネークマンショウも、よかったなあ。

 『ピタゴラスイッチ』、
大いに楽しんで、ラストのスタッフ紹介のところで、またよろこんだ。

音楽〜渋谷毅。


きくべし。
 
つづき

 高田渡は北海道の釧路で亡くなった。
そのとき、ラストライブを共演したのは、
今回ゲストとしてきていただく渋谷さんだ。
去年、実は一度彼に声をかけている。
小金井での、高田渡の追悼コンサートのときだ。
そのとき、渋谷さんがソロピアノで演奏したレクイエムは印象的だった。
 
 その場で、北海道の釧路で一緒にライブしませんか、と伝えた。
そしてそのあと、札幌でもつづけてしませんかと。
了解をもらったのだが、その後の展開が芳しくなく、流れた。
今振り返ってみると、僕の一連の行動にはリキミがあったようだ。

 多忙な渋谷さんだけれど、
ダメモトで、またこりずにさそってみたというわけである。
今回は、3月17日の日程と、イギリス館であるのは、
はじめに決まっていることだから、
彼がオーケーということは、決定ということである。
よかったな・・・。

 渋谷毅さんの演奏、音楽の評価は、
もしかしたら、音楽関係者に、より高いのかもしれない。
少なくとも僕は、この方の演奏タッチは大好きだ。
そのやわらかさは、ジャンルがどうのと言っている場合とは思えない。
聞き逃している方は、是非是非、この機会に聞いていただきたい。

 僕自身は、彼の音楽はもちろんけっこう聞いている。
印象的だったことがある。
 ふた昔も前のことだが、あるジャズクラブで会ったおり。
彼が僕に自作LP盤を一枚さしだした。
“これ、す、す、すごく、い、いいから聞いてみ、みて”
ほんとうにすごくよかった。
                        《及川オフィス》及川恒平
 
ホームへ


Copyright©2001-2003 Kouhei Oikawa(kohe@music.email.ne.jp)